環境研究(環境学)とは?

基本的立場:

人間は環境の生きものである。
 人間は自然環境、人間環境、社会環境の中で生きている。
 環境からの影響を受け、環境との関係を持ち影響を与えながら生きており、環境と無関係な生活、社会活動、生産活動はない。
 問題は、人間が環境とどんな関係を持ちながら生きているかである。

 

環境研究は21世紀の地球市民リテラシーであり、すべての人が取り組むべき課題である。

環境問題に専門的に取り組もうとする人には、基本的問題解決能力、素養を育成する分野である。

 
   

環境学(研究)は、学問分野横断の性格をもっています。

つまり、人間を取り巻く環境に対して多角的な視野、総合的な考え方をもち、生きるための環境に問題があ るならば現場に出向き、よく見て調べ考え、どんな状況にあっても柔軟に、協働的に行動できる地球市民として生きる人間を育成する分野です。そこで必要とさ れる能力をリベラルアーツ教育の中で鍛え、身につけていただきたい。

具体的には、新設の「環境研究」をはじめとする一般教育科目を通して人間としての視野を広げ、地球市民 リテラシーを修得し、自然科学、社会科学、人文科学の基礎・専門科目によって自ら考え、判断する力を身につけます。さらに、国内外でのフィールドワークに 参加して現場で考え、行動する体験をします。

環境研究は、ICUのリベラルアーツ教育の中にあって、その理念を新たな形で具現する分野と言えます。 すなわち、どんな仕事に就き、どこで生活する場合にも基本となる環境リテラシーを身につけ、環境問題の専門家を志す人には必要な基本的知識、考え方、解決 能力を養うところです。

 
   
 


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