ICU哲学研究会

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■ 第12回ICU哲学研究会 発表・講演要旨

すべての要旨について、著作権は発表者に帰属します

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貫井隆(龍谷大学非常勤講師)
「ハイデガーと道元における時間論の異同――両者の「直線的時間」への批判に着目して」

(──要旨不掲載──)

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久保文彦氏(上智大学講師)
「脱原発と日本のキリスト教会――原発の利用を止めなければならない理由を、キリスト教的視点から考える」

(──要旨不掲載──)

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山田忠彰(日本女子大学教授)
「倫理学と美学・雑想」

(──要旨不掲載──)

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小原信氏(青山学院大学名誉教授)
「情報化社会の倫理的想像力」

 きれいに編集された画面を見慣れると、日常の「現実」は色褪せてみえます。それが「幻実」だとわかっているのに、電車のなかでもオフィスや図書館のなかでも、即答を迫るメールに忙殺されるひとが増えています。そこに居るのに居ないひとがふえ、居ないひととも連絡をとりあうSNSには、生きた「会話」はありません。もともとそこは、いたみや不安がない安全地帯のはずだったのに、たえまない連絡と更新で、食事も睡眠も浸食され、会話も集中力も切断されっぱなし。友でない者を友のようにあつかう欺瞞には、いらだちや演技ばかりか、「いっしょにいてもひとり」状態を生み、老いや死をないかのようにあつかう時代。孤独や退屈は深まり、共感力も内省力も劣化していくなか、新たな「倫理的想像力」の育成が要請される所以です。

◯小原 信(おはら しん)
1936年神戸市生まれ。国際基督教大学、東大大学院を経て、1966年イエール大学より、キルケゴール研究により哲学博士号 (Ph.D.)取得。1970年和辻哲郎賞を受賞。現在、青山学院大学名誉教授。著書に『iモード社会の<われとわれわれ>』(中公叢書, 2002);『われとわれわれ』(中公新書, 1974);『シングル・ルームの生き方』(新潮選書, 1992);『時間意識の構造』(PHP, 1979);『あなたは<ひとり>ではない:あかさたなU』(以文社, 2006);『ニューヘヴンの冬』(文藝春秋, 1015)などがある。

掲載期間:研究会終了まで

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