The Epistemological Foundation of Mutuality in Hobbes, Locke, and Hume
ホッブズ、ロック、ヒュームにおける正義論の認識論的基礎*
Naoki YAJIMA
矢嶋直規
(unavailable online)
(ウェブサイト不掲載)
他者はどのように現れるのか
How is the Appearance of the Others?
萩原優騎
Yuki HAGIWARA
(unavailable online)
(ウェブサイト不掲載)
Speaking for the Barbarian: Loss in J.M. Coetzee's Foe
「蛮人」の声 ── J. M. Coetzee Foe における「欠如」*
Yuka KOIZUMI
小泉有加
J. M. CoetzeeのFoeは、英文学史上の古典的作品であるDaniel DefoeのRobinson Crusoeを題材にした、ある種の語りなおしであるといえるだろう。CoetzeeはRobinson Crusoeに様々な要素を付加しまた故意に削除することによって、「古典」から新たな物語を生みだしている。
1963年に『調書』でデビューしたJ. M. G.ル・クレジオの作品は40点にのぼる。初期には都市を舞台とした苦悩や逃避願望を描いていた作家は、1970年から1974年にかけたメキシコ滞在中のアメリカ先住民との共同生活が契機となり大きな変化を迎える。1970年年代後半にかけてその文体をよりシンプルで「古典的な」スタイルに変える。第二期に当たる1980年代から1990年代には専ら旅行小説を手がけている。