2017 News and Updates @ Anri Morimoto

1/19 『文藝春秋』に父のことを書きました(「その他」ページ)。絵描きでグラフィックデザインをしていたこと、76歳で上海に移住してしまったこと、若い頃の共産党活動のこと、昔のカット絵のことで不破哲三氏に謝意を示されたこと。あんな得体の知れない年寄りにまじめに応対してくれて、署名入りの近著までくれるなんて、不破さんって親切でいい人なんだなあ。隣のコラム「おふくろ」は、デーブ・スペクターさんが語るマイアミのお母さんのこと。
1/15 今朝の日本経済新聞にトランプ氏と民主主義について書きました(「その他」ページ参照)。21世紀の民主主義が内包する危険は、本来的には善であるはずの民主主義の各構成要素が暴走すること。それは、異端が正統の一部を過度に強調することで生じる、というのとまったく同じプロセスです。さて、金曜日に就任式を迎えるかの国の大統領は、どこまでヒュブリスを慎むことができるか。
1/10 昨年3月にICUで開かれた「ジョナサン・エドワーズ国際学会(東京)」がイェール大学のオンライン学会誌「特集号」になりました。5編の論文とわたしの序文が掲載されています(「論文」ページ)。わたしはゲスト・エディターとして他にも2編を推薦しましたが、イェールの方で厳選した結果、この5編になりました。学会にご参加くださった方々、特に論文を提出してくださった方々に篤くお礼を申し上げます。
1/6 『反知性主義』の韓国語版が出版されました。「アラジン」というネット書店にも並んでいますが、それと別に電子版も発行されるとのこと。ハングル文字が読めないので、残念ながらどちらの画面を見てもよくわかりません。表紙に大きく Anti-intellectualism と出ていて、ホフスタッターの本と混同されそうだけど大丈夫なのかな。日本語アマゾンの方では、また書評が増えて36件になっています。ありがたいことです。
1/3 トドロフ『民主主義の内なる敵』を読みました。期待した内容とは違っていたけと、収穫もあった。ペラギウスとアウグスティヌスの神学論争が近現代の歴史を解く暗号解読の鍵だ、という見立ては面白い。共産主義や全体主義という外の敵が消えて、民主主義内部の構成要素が暴走した結果、自由は暴政に、人民は操作される群衆に、進歩は十字軍的な強制手段の正当化に転化してしまった、ということです。政治的なメシアニズムだから、フランス革命から恐怖政治が生まれるのと同じプロセス。でも、最後の一文では結局著者自身がペラギウス主義者になってるじゃん。
1/1 あけましておめでとうございます。旧年中の記事は左欄のアーカイヴに移しました。昨年はアメリカ大統領選挙のことで、後半が特に多忙でした。ようやく落ち着きましたが、たぶん人生ってこんなふうに慌ただしく過ぎていって、後半ほど忙しくって、ふと気がつくと終わっているのでしょうね。そしてわたしは永遠の朝に目覚めるのです。♪その日その時をただ神が知る♪

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