2006 News and Events @ Anri Morimoto

12/27 丹後へカニを食べに行きました。「間人ガニ」は甘みがあってとても美味でした。翌日は「天橋立」を歩き、「カトリック宮津教会」を訪ねました。日本最古の現役の木造聖堂で、中は畳敷きです。見知らぬ小さな町にもきちんと信仰を担う人々がいることを知ると、嬉しくて勇気をもらいます。切支丹迫害時代の「宗門御改手形」(文化7年)も掲げられていました。
12/25 クリスマス聖日の説教で引用したのは、『生かされて。』(PHP研究所)です。ルワンダの大虐殺を生き延びた女性の実話で、どなたにもおすすめです。ただ、内容は素晴らしいのですが、残念なことに邦訳がよくありません。"Left to Tell" という原題の意味がまったく伝わってこないし、原著者にとってあれほど大切な聖書やキリスト教信仰のことが、あまりよくわかっていないようです。それとも英語ができないのかな。
12/22 ようやく授業が終わりました。原理主義と寛容論のクラスも進歩が見られるし、卒論にも優れたものが出そうです。学生の成長は嬉しいものです。年末年始は、4月WSU会議(お知らせ欄参照)の原稿書き。なかなか自分の書きたいものを書く時間が取れません。
12/19 恵泉女学園のクリスマス礼拝に行きました。元ICU学長で現在恵泉学園長の大口先生にもお会いしました。先日の教育基本法改定については、戦後の教育基本法制定にかかわった恵泉創立者の河井道を引用して、改定反対を表明しておられます。朝日新聞記事を参照。
12/18 先日行った記者クラブでの講演の要旨が、簡潔かつ適切にまとめられています。まとめてくださった読売新聞国際部次長の菱沼隆雄氏に感謝。
12/16 改定教育基本法が成立しました。国会の議席数からしてこの結果が残念ながら当然だとすれば、次の投票行動にその思いが反映されるはずですが、その受け皿となるべき民主党もまったく腰砕けです。アメリカは中間選挙で変化を起こすことができたのに、どうして日本はいつまでもできないのか。「タウンミーティング」は、そもそもピューリタン社会で生まれたものです(『アメリカ・キリスト教史』参照)。それを形だけ真似たのでは、民主主義の醸成などできるはずがありません。
12/12 今朝の朝日新聞には、教育基本法についての報道がひとつもありません。数日来、あるのはただ「何日に採決の予定」という報道ばかりです。なぜでしょうか。新聞が公器であるのは、中立非関与だからではなく(そんなことは不可能です)、責任をもって自己の立場を表明し、世論に訴えて公論を喚起するからです。関係の方々、どうぞしっかり頼みます。
12/10 「【アピール】公述人・参考人として教育基本法案の徹底審議を求めます」への市民による緊急賛同署名にご協力ください。限られた時間のうちに署名数が集まると、今週に予定されている採決にも影響力をもつ、ということです。ICUの藤田英典教授(参議院教育基本法特別委員会参考人)などが呼びかけています。ウェブ上で署名するとただちに反映され、見る間に名前が増えてゆきます。わたしはあまりこういう活動をしないのですが、憲法に次ぐ重みをもった教育基本法を、そんなに安易に変えられては困ります。
12/9 「もっとゲームを」、『信徒の友』11月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第20回」を公開(「その他」ページ)。ゲームと公共精神について。実は、わたしの愛読する関曠野の『プラトンと資本主義』(北斗出版)に学んだものです。
12/6 反西洋思想』を読みました。とても面白かった。特に、「商人」と「英雄」というゾンバルトの対比に、つくづく納得。たしかに自由民主主義は退屈だが、凡庸な日常性を生きることにこそ人間の英知も威厳もあるわけで。
12/2 「初期アメリカ学会」で那須敬先生(ICU社会科学科)の講演。『アメリカ学会会報』にわたしの本の書評が載りました。わたしの本はともかく、書評としてすばらしいものです。評者自身の内的な対話が見えていて、思索の香りがするからでしょう。遠藤泰生先生(東京大学)に深く感謝いたします。ちなみに、同じ号には増井志津代先生のご著書が荒木純子先生により、われわれの『歴史のなかの政教分離』が奥山倫明先生により書評されています。巻頭言も遠藤先生だし、今号はお仲間ばかりです。
11/30 山川出版社で編集会議。とてもしっかりしたよい編集者がおられて安心。信頼できる編集者に担当してもらうことは、書く側にとっては何にも代え難い善です。
11/29 Lord of War を観ました。ロールズの『万民の法』にある「リベラルな国家」と「無法国家」の代表が出てきますが、はたしてこの両者にさほどの区別があるのか、そして両者の格差を軽減するような方策があるのか、と考えさせられてしまいます。「ある」と答えるのは、やっぱり脳天気なリベラリズムの思い込みではないかと。。。
11/25 日韓神学フォーラム2006「民族主義を越えて」(キャンパスプラザ京都)に出席しました。韓国から総勢25名の神学者を迎えて、短時間でしたが熱い議論でした。あちらでは全国ニュースになっているそうで、わたしの名前を見て参加したプリンストン時代の友人 (Dr. Choon S. Koo, Hanil University) もいました。日韓の和解のために、両国の神学者は何ができるかを考えさせられました。
11/20 秋学期の学生レポートから、優秀なものを2本掲載しました。授業の成果が少しずつ見えてくるようで、嬉しく思います(「シラバス」ページ参照)。特別講義においでくださった先生方にも感謝いたします。
11/15 エドワーズの「リンク集」を更新しました。いくつかリンク切れがありました。イェール大学の「エドワーズ・センター」がベータ版の運用を始めています。ウェブ上にはますますエドワーズ関連のサイトが増えており、わたしも追い切れません。
11/10 学期の終わりでオープンハウスをしました。去年わたしのクラスで優秀なレポートを書いた学生が、ライヴや CD で活躍している Dew という音楽デュオのピアニストだと教えられ、びっくり。みなさんいろいろタレントをおもちですね。大西さん、勉強にも音楽活動にもますますご活躍ください。
11/5 ICU教会「聖徒の日」説教。
11/2 記者クラブ講演が、3:00から4:00に変更になりました(「お知らせ」欄を参照)。国連事務総長に就任する潘基文氏の来日記者会見が入ったためだそうです。
11/1 「聖書は人間中心主義か」、『信徒の友』10月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第19回」を公開(「その他」ページ)。環境破壊と進化論と創造の冠について。
10/25 靖国神社総代に神社本庁総長が就任するそうです。靖国とは距離を置いてきたはずの戦後神道ですが、結局は「同じ穴の狢」だったということになりませんか? 神社の方々は、それでよいのでしょうか。どうして神社の側から何の反対も聞こえてこないのでしょうか?
10/23 同志社大学小原克博教授より『原理主義から世界の動きが見える――キリスト教・イスラーム・ユダヤ教の真実と虚像』(PHP研究所)をいただきました。冬学期の授業の主テキストにしようかな。彼のブログもご覧ください。わたしも今年の夏に奨学金返還の完済通知をもらい、感慨を深くしました。
10/20 ワシントン州立大学フォーリー研究所所長のウェーバー教授来日。来年4月にあちらのキャンパスで二度目の会議があります。一度目の会議の成果はこちら
10/15 ドナヒュー学長らと新島会館で神学教育のコロキウムに出席しました。同志社大学のはからいで、いかにも京都の老舗らしい宿に泊まることができ、くつろいだ週末になりました。上智大学や関西学院大学の他に、太平洋神学校C.S.ソン教授も参加。わたしの本はソンに批判的ですが、よい対話ができました。
10/10 授業と公開講演に米国連合神学大学院の学長ドナヒュー教授をお迎えしました。ジョージタウン大学でも長くキリスト教倫理を教えられた斯界の碩学です。その後原宿で同学卒業生の会(わたしは違うけど)。明日は上智大学で、週末は同志社大学です。京都のコロキウムではわたしも話します(「お知らせ」欄参照)。
10/9 「キリスト教倫理」の授業で、学生からとてもよいメールを受け取りました。他の学生もきっと同じような問いにぶつかると思いますので、ご本人の了解を得て掲載することにしました(「シラバスページ」参照)。
10/3 「水平軸と垂直軸」、『信徒の友』9月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第18回」を公開(「その他」ページ)。7月の「修復的司法」から持ち越してきた問いの続きです(7/1/2006参照)。その連続性を察してくれた方があり、とても嬉しく思いました。
10/1 『キリスト新聞』(2006年9月23日号)に金澤君のことでわたしのインタヴュー記事が載っています。。。とこれも人に言われて知りました。もう半年も前にしたインタヴューで、昨年1月に亡くなった学生がご家族とともに卒業式で受賞した、という話です(3/4/2006参照)。
9/28 国際宗教研究所ニュースレター』にわたしの『アメリカ・キリスト教史』が書評されている、と友人がコピーを送ってくれました。同研究所の「宗教情報リサーチセンター」も、充実したオンライン資料を揃えています。ていねいに書評してくれた星野靖二氏にも感謝しますが、これを名古屋から送ってくれたプリンストン時代からの友人にも感謝。
9/24 キャンパス全学停電の後、BlackBoard が使えなくなっています。授業のプレゼンテーションを準備していた学生には申し訳なく思います。月曜日までお待ちください。火曜日の延長授業には、理学科の小林牧人教授も参加されます。
9/22 日本基督教学会大会が終わりました。シンポジウムの主題であった神学と聖書学との関係は、カトリック教会ではずっと厳しく正面から問われるのではないかと思います。会場校だった上智大学の先生方から伺いたいテーマです。
9/12 ブルンナー『出会いとしての真理』がようやく出版されました。教文館とICU出版局との共同出版です。関係のみなさまに感謝。ICUの礼拝堂に置かれているブルンナーの胸像を表紙にあしらい、帯にも熱い言葉が迸っています。ついでに、わたしの「解説あとがき」もぜひ読んでください。なぜこの本が今日読まれねばならないかをご理解いただけると思います。
9/8 「和解の政治学」、『信徒の友』8月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第17回」を公開(「その他」ページ)。「和解」などという宗教的精神論が、はたして現実の政治力学の中で意味をもち得るのでしょうか。
9/4 秋期入学式。人文科学科の本科生は11人。大学院では、リトアニアから神学宗教学の勉強に来た学生がいます。将来が楽しみです。月末の「基督教学会」(お知らせ参照)では、「誤れる良心」の寛容論について話します。
8/31 卒論合宿をしました。今年は旧約学の2名が加わり、全部で10名。ドストエフスキー、宗教間対話、フィリピンの宗教対立、アメリカの福音主義、レヴィナス、古事記の稲羽素兎、日本の宗教事情、信教の自由とカルト問題など、今年も多士済々。東京神学大学の大住雄一教授にもゲストでおいでいただきました。
8/26 Fifth Congress of Asian Theologians (CATS V) に出席しました(香港中文大学)。80名ほどの参加で、アジア関係の主だった神学者が集まりましたが、一週間は少し長すぎたかも。わたしは別の編集会議を兼ねて出かけました。一昨年の学会の成果がようやく本になりそうです。
8/20 日本基督教団柏教会で平和聖日の礼拝説教と午後の講演「和解から平和へ――忘却か記憶か」。春原牧師と小菅役員にたいへんお世話になりました。春原牧師のHPをご覧ください。NECに10年勤めた後に献身して牧師となった方です。ご本人のことや神学の文献資料など、とても役に立つ情報が載せられています。
8/16 MAILS LOST! If you happened to send me an email in the past few days and are wondering why I am not responding, please send it again. メーラーの移行の最中に、うっかり400通ほどのメールを消してしまいました。ほとんどがジャンクメールだと思いますが、ここ数日間のうちにわたし宛のメールを送られた方は、たいへん恐れ入りますが再送してください。
8/13 日本ホーリネス教団厚木教会での礼拝説教。30年前のアガペ作業所でのワークキャンプのことを覚えておられる方があり、驚きました。
8/12 久し振りに秋葉原に行ったら、Core 2 Duo の E6600 が一つだけあると言われ、つい購入してしまいました。おかげでまったく新しいセットを組むはめになりました。移行に時間がかかるため、メールなどで不義理をする方がおられるかもしれません。しばらくご容赦ください。
8/5 遠藤泰生先生(東大アメリカ太平洋地域研究センター)の院生ゼミ合宿にお招きいただき参加。拙著『アメリカ・キリスト教史』をめぐっての読書会でした。熱心な学生たちに、初期アメリカ研究の将来への希望をもちました。翌日の蓼科ヴィーナスラインのドライヴもスリル満点。無事帰宅できてよかった。。。
8/2 「『ダ・ヴィンチ・コード』の教義論」、『信徒の友』7月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第16回」を公開(「その他」ページ)。『キネマ旬報』誌に書いたのとは少し違った結論になりました。
7/31 「天皇が中国の反日感情を大きく和らげる働きをしている」、と今朝の朝日新聞「風考計」で論説主幹の若宮氏が書いています。昨年わたしが書いたこととも共鳴しています。先日公表された「富田メモ」からは、どうしても新たな問いがわき上がってきますが、この記事ではそれに対する答えも模索されており、なかなか説得力があります。
7/27 しばらく旅行で留守をしました。7/16にはオハイオ州コロンバスの日本語教会で説教。その後イエローストングランドティトン国立公園に家族で出かけました。公園内のホテルにはテレビもインターネットもなく、幸せな浦島状態でした。やはり壮大な地形や動植物の生態に圧倒されます。ノースキャスケーズやロッキーマウンテン国立公園に比べると、自然の表情に多様性があり、長く楽しめました。写真帳を作ってみました。
7/12 朝日新聞夕刊に「修復的司法の第一人者ゼア氏が来日」と写真入りで報道されました。ちょうどゼアさんとのメールをやりとりしていた最中でしたので、彼に記事をスキャンして送ってあげました。修復的司法がもっと日本で注目されるようになってほしいと思います。
7/10 『アメリカ・キリスト教史』の書評が『週間読書人』に掲載されました。小檜山ルイ先生(東京女子大学)に感謝。
7/7 「修復的司法」、『信徒の友』6月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第15回」を公開(「その他」ページ)。ちょうどこの記事が出たすぐ後、新聞に修復的司法についての記事が載っていました(朝日5月18日朝刊)。
7/4 日本基督教団「靖国・天皇制問題小委員会」講演。たまたまアメリカの独立記念日だったので、というわけではありませんが、アメリカ憲法における政教分離と信教の自由の問題を話しました(「講演」ページ)。
7/1 学会を二つはしごして少しくたびれました。札幌(酪農学園大学)からの飛行機が遅れたため、四谷の「日本宣教学会」にはぎりぎりで間に合いました。もう一人レスポンスをするはずだった南山大学のシーゲル氏が来られなくなったとかで、私一人でも無事に着いてよかった。。。なお、ゼア氏が主宰する修復的司法のホームページもご覧ください。
6/27 「過去の記録」ページを別のディレクトリに移動したため、リンクが全部切れていることに気づきました。直しておきましたが、こういう作業は何だか昔のプラモデル作りみたいな楽しさがあります。ブログにしろという人もありますが、お返事を書くなどとても面倒くさくてできません。連絡したい人はメールを書いてもらえばいいわけだし。だいいち、お膳立てができていて巷で流行っている、などというものは絶対に意地でもやりません。
6/25 ピューリタニズム学会」が終わりました。シンポジウムをご一緒した笹川先生(明治大学)と岩井先生(静岡大学)、それに司会の小檜山先生(東京女子大学)、ありがとうございました。討論も歴史にとどまらず現代日本の憲法論にまで拡がり、1時間でも時間が足りませんでした。John Witte Jr. の講演も、契約神学から始まる盛りだくさんな内容。後で「Winthrop の説教は Arbella 号船上じゃなかったと思うよ」と言ったら、「うん知ってるけど」というお返事でした。
6/21 ようやく授業も教授会も終わりました。あとは採点して、学会をいくつかこなして、夏です。最近は夜勉強をしすぎると眠れなくなるので、この夏はあまり仕事を詰め込みすぎないようにしないと。ミネルヴァ書房刊の本にリンクをはりました。目次が概観できます。そういえば続刊はいつ出るのでしょうか。
6/16 ICU Institute for the Study of Christianity and Culture hosted a lecture by Prof. Leo Ribuffo (George Washington University) on "Religion and American Presidency." This concludes our lecture series in the Spring term. Thanks also to my Human Rights II class students who were there today. Final papers received: Cherine and Wael. Waiting: Anna, Eddy, Fumiko, Matthew, Melanie, Moriko, Sharon, Sophean, Takako and Tamara. Due Tuesday, 6/20--hardcopy, please.
6/12 「アメリカ学会」シンポジウム「宗教と現代アメリカ社会――保守化の深層」に出席(「講演」ページ参照)。他のパネリストのみなさま、堀内先生(麗澤大学)、木鎌先生(英知大学)、上西先生(北星学園大学)、それに詳細なレスポンスをくださった奥山先生(南山大学)、お疲れさまでした。「熱のこもった有意義なセッションだった」という評を何人かの方からいただきました。
6/10 またアップロードを忘れていました。「批判的思考とは」、『信徒の友』5月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第14回」を公開(「その他」ページ)。大学生になりたての方は、ぜひ読んでみてください。
6/8 ミネルヴァ書房から『アメリカの文明と自画像』が出ました(「著書」ページ参照)。アメリカ学会40周年記念プロジェクト『シリーズ・アメリカ研究の越境』6巻本の第1巻です。週末の学会に間に合わせるべく努力された編集の方々ご苦労さまでした。わたしのは第1章です。この春は、2冊の分担執筆を含め、アメリカ研究関係の本が3冊出たことになります。
6/6 『ダ・ヴィンチ・コード』の背景――フィクションとノンフィクション」、『キネマ旬報』(臨時増刊号所収)を公開。
5/30 エドワーズ研究のページに手を入れました。研究書トップに増井志津代著『植民地時代アメリカの宗教思想』を追加。ピューリタン時代の研究が増えて嬉しいことです。他に、リンク略年表を改良。
5/27 ようやくエドワーズのホームページも更新しました。ついでに W3C の Validation (HTML 4.01) も取りました。文法解析をしてくれるので、タグの間違いがわかって勉強になりました。自分で作ったページはすべて合格済みです。ただし、CSS は "background-color" の "transparent" がなぜか認められないので、そちらの合格証はあきらめました。まあ素人の出来としてはこれでいいかと。
5/22 「お知らせ」に載せましたように、『修復的司法とは何か』の著者ハワード・ゼア氏 (Howard Zehr, Professor of Sociology and Restorative Justice at Eastern Mennonite University) を迎えての勉強会が開かれます。7月1日(土)、ニコラ・バレ修道院(四谷駅そば)で開かれる「日本宣教学会」の全国大会です。レスポンダントはわたしと南山大学のマイケル・シーゲル氏。
5/20 ホームページを一新しました。少しスタイルシートを勉強して、古いタグを書き直しました。でも、まだエドワーズ研究のページはそのままです。
5/18 『アメリカ・キリスト教史』は、写真や図版が多いので、本文の用紙に白くて厚い上質紙が使われています。出版社の努力に感謝します。受講中の学生には、自分が如何に貧乏で困っているかを面白く説明できた者に限り、定価1,700円+税のところ著者割引の1,500円で販売します。
5/14 『週間読書人』にペリカン著『聖書は誰のものか――聖書とその解釈の歴史』(教文館)を書評しました。いわずと知れたイェール大学の教会史の泰斗です。つい先日も、エジプトで発見されたパピルスが「ユダによる福音書」の真正な写本であることが報じられたので、まことに時宜を得た案内書になりました。
5/12 拙著『アメリカ・キリスト教史――理念によって建てられた国の軌跡』(新教出版社)がようやく出ました。1,700円です。表紙もなかなか魅力的に出来上がりました。アメリカがいかにも理念によって建てられた国であることがわかるような表紙です。学生のみなさん、三省堂売店で買ってください。中間試験は火曜日ですよ。
5/6 連休は、ある雑誌に『ダ・ヴィンチ・コード』の解説文を書きました。おかげで6月のアメリカ学会(6/10 南山大学)とピューリタニズム学会(6/24 聖学院大学)のシンポジウムの準備が後回しになりました。後者には、エモリー大学の John Witte, Jr. が来ます。先日の政教分離とロジャー・ウィリアムズの論文も、彼に学んだことが出発点になりました。
5/2 「信仰なくして平等なし」、『信徒の友』4月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第13回」を公開(「その他」ページ)。
4/26 シュトラウス『リベラリズム・古代と近代』を読んでいます。ブッシュ政権やネオコンとの関係ばかり論じられていますが、まずはアレントとの強い内容的な連関や、同じ立場に背中合わせで立つニーチェを思わせます。有徳でインテリで裕福なエリートが民主主義に必要だ、というのはよくわかるのだが、そうするとICUのリベラルアーツなどはどう位置づけたらよいのか。
4/21 先日 (3/28) 紹介した「ICUワイン」ですが、大沢の交差点にあるカド (Cadot) で販売しています。わたしの学生時代からあるお店で、ホームページは教会の友人に教えてもらいました。
4/17 Happy Easter! 「人権論」のクラスが賑やかになりました。前回もいろいろな国の学生が来ましたが、今回も東京外語大学「平和構築・紛争予防」講座(Peace and Conflict Studies)の留学生が多く、アメリカ、イギリス、インドネシア、エジプト、オーストラリア、カナダ、カンボジア、グルジア、スリランカ、チュニジア、東チモール、などの背景が集まりました。日本人学生のみなさん、がんばってください。
4/13 スウェーデン大使館商務部から連絡があり、学生にアンケートを依頼してくれとか。彼らのホームページにアクセスして就職意識に関するアンケートに答えると、「スカンジナビア航空東京-北欧間往復航空券-ペア1組様」をはじめとする豪華景品が当たるらしい。当然わたしもはじめ怪しいページではないかと疑いましたが、個人情報保護方針なども明記されており、一応ほんものの大使館HPらしいです。やってみたい人は自己責任でどうぞ。
4/10 もう春学期が始まってしまいます(涙)。今年は仕事を詰め込みすぎて、冬休みも春休みもまったくありませんでした。二冊の本の「あとがき」を同時に書いたのははじめてです。まるで双子を産むような(経験したことないけど)苦しみでした。
4/7 「歴史の審判を待つ」、『信徒の友』3月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第12回」を公開(「その他」ページ)。オウム真理教とキリスト教との類似点をあげました。現在のオウム真理教よりもよりもさらに大きな危険があります。さて。
4/5 春学期のシラバスをアップしました(「シラバス」ページ)。今学期は学部が「キリスト教史」、大学院が「人権論」です。後者は英語のクラスで、前回もアメリカ・インド・シリア・スウェーデン、タイ、フィリピンなどの学生が受講しました。国際ロータリー奨学生プログラムのおかげです。
4/3 『歴史のなかの政教分離』がついに出版されました。内容ばかりでなく、装丁もとても魅力的です。わたしの章は、ロジャー・ウィリアムズの論文を書き直したものです。(「著書」ページ参照)。
3/30 このところ毎朝6時前にウグイスの声で起こされます。よく通る声で、家の回りの木をねぐらにしているらしく、まるで耳元で鳴いているみたいに聞こえます。東京でぜいたくな悩みかもしれませんが、あまりに眠いのでどこかへ追っ払いたくなります。「ホーホケキョ」じゃなくて、「ホーホカヘイケヨ」と泣いています。
3/28 カド (Cadot) の竹内さん(奥さんが卒業生)にお会いして聞いたら、「ICUワイン」がよく売れているそうです。南アフリカで卒業生のご夫婦が作っています。すでに売上から生まれる寄付金だけで 150 万円になったとか。わたしもときどきいただきますが、このワインは白よりも赤の方がおいしく感じます。一本 1050 円。
3/23 春期卒業式がありました。わたしの卒論学生が「斎藤眞賞」を受賞しました。19世紀の Manifest Destiny 概念が今日のアメリカの戦争観にも影響を及ぼしていることを論じたものです。。。といってウェブを調べたら、何と日本脳神経外科学会にも「斎藤眞賞」があるとか。わたしたちのは、本学平和研究所顧問の斎藤眞先生を記念して、アメリカ研究の分野でもっとも優れた卒業論文を書いた学生に贈られる学内賞です。伊藤遼子さん、おめでとう(本人掲載了解済)。
3/17 Washington State University とのCOE研究会に出席しました。大学改革のリトリート直後で、ICU側の参加者は疲労困憊でしたが、参加してよかったと思います。一昨年お世話になった人々にもお会いしました。わたしの発表は、「和解の政治学」に関するデリダの批判を中心に、アジア神学の「恨」論とメノナイト派の「修復的司法」を論じたものです。
3/10 ようやく学期が終わり、自分の勉強ができる時間ができました。。。と思ったら大間違い。改革委員会が胸突き八丁です。学生のみなさん、w3 トップに載せてあるアンケートにご協力ください。来週末にはワシントン州立大と2度目のCOE研究会。あれは去年のことだとばっかり思っていたら、おととしだった、と気がついて愕然としました。"O time, why are you in such a hurry?"(イオカステ風に)。
3/4 『かわいくて、わがままな弟』の金澤正和君(12/21の項を参照)と彼に接した教師たちのことが、朝日新聞の多摩紙面に載りました。ICUでは、審議選考の結果、今年度の FOI (Friends of ICU) 賞に、故人となった金澤正和君を選びました。3/24の卒業式で授賞式が行われます。お姉さんとお母さん、おめでとう!
3/2 「(他人の)信教の自由」、『信徒の友』2月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第11回」を公開(「その他」ページ)。「エホバの証人」が信教の自由の歴史に果たした役割について書きました。2月号と3月号は、おそらく一般のキリスト教徒の間ではあまり評判がよくないと思います。
2/25 並木浩一教授の最終講義がありました。200人は集まったのではないかと思います。講演を聴いて、やはり思想の力に圧倒されました。わたしが最初に先生に出会ったのは、数えてみるともう30年も前のことですが、お話を聴いていると、時空を飛び越えて一気に学生時代へとスリップします。ひたすら勉強のできる至福の時でした。久し振りに会った人々を思い返し、「聖書学+α」合宿の経年記録をめくって、想い出に少し胸が疼きました。
2/20 東村山市の東京聖書学院・東京ミッション研究所にはじめて行きました。講演「救済論のより包括的で現代的な根拠づけを求めて」のためです(「講演」ページ)。明るいチャペルがとてもよい印象でした。そこでアガペセンター所長の斎木満恵氏に30年ぶりくらいにお会いしました。わたしが学生時代にワークキャンプでアガペに行った時のことをよく覚えておられ、懐かしくて照れくさかったです。家に帰って調べてみたら、何と証拠写真が出てきました。若いっていいなあ。
2/12 香港の会議に行ってきました(「講演」ページ)。日本からは他に4人発表者が来るはずでしたが、みなキャンセルされていて、結局わたしと上智のマリンズ氏だけでした。香港中文大学の旧友たちには会いましたが、あいにく United Board の連中はみな出張中でした。キリスト教宣教の歴史が教育や医療だけでなく、アジア各国で出版や新聞発刊にも深く関わっていた、というのは大きな発見でした。
2/6 藤原正彦『国家の品格』を読みました。新聞の書評を読んで面白そうだと思ったからです。共感できる部分もありましたが、多くは飲み屋の与太話です。数学者は勉強をしなくなると暇でこういう本を書くのでしょう。自分の知らないことについは、公言をしないのが「品格」というものです。ついでに、自分の父母は誰それという作家であった、などという著者紹介も、内容に無関係で「品格」を欠きます。かくして、「品格なき著者」による「品格なき国家論」というありふれた一書となりました。
2/2 「民衆が勝ったんです」、『信徒の友』1月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第10回」を公開(「その他」ページ)。標題は、選挙大勝後の小泉首相の言葉ではありません。ニーチェのです。
1/30 ブルンナー『出会いとしての真理』(Emil Brunner, Wahrheit als Begegnung) を訳しています。ヨーロッパのキリスト教に対するラディカルな批判と、日本のキリスト教や無教会に対する(やや過剰な)期待が語られています。著者は最晩年に改訂版を出していますので、「主著」と言えるでしょう。ICU出版局と教文館の共同出版で、秋までには出す予定です。
1/24 『アメリカ研究』の編集委員会がありました。今号から新しく学会誌らしい試みとして、長文の書評が載ります。入子文子『ホーソーン・《緋文字》・タペストリー』、安武留美 Transnational Women's Activism など、興味深い著作ばかりです。3月末発行をお楽しみに。
1/22 センター試験に参加のみなさま、ご苦労様でした。ICU でも今年試験的に参加しましたが、雪の中こんな田舎のキャンパスに来る受験生はたいへんだろうと思います。全国の試験場で英語ヒアリングのテストにトラブルが続出したとか。幸い ICU では慣れているせいか、何も問題は起きなかったようです。
1/17 David Hall 教授の講演がありました。午前中のクラスでは、Days of Judgment(セイラム魔女事件のヴィデオ、1992年作)に出演している彼を見せた後で、ご本人を紹介しました。おかげで、午後の講演には予想をはるかに上回る学生たちの出席がありました。食事の席では、Perry Miller の授業風景を真似する彼に、一同大爆笑。
1/14 ハーヴァード大学神学部デイヴィッド・ホール教授が来日しています。東京大学を皮切りに、上智大学、初期アメリカ学会、そして最後にICUでの講演があります。ICUでの講演は、1月17日(火)午後3:10-5:00、場所は ERB-257、題は "Church and State in Early New England: Did the Puritans Believe in Liberty of Conscience?" です。お問い合わせは、ICUキリスト教と文化研究所 0422-33-3100 まで。
1/8 川崎バプテスト教会の礼拝に出席しました。半世紀近く前に、わたしの生母が洗礼を受けた教会です。実は、ごく最近になるまでそのことを知りませんでした。母は、同教会の最初の逝去者として、毎年の記念礼拝では永眠者一覧の冒頭に憶えられていたそうです。幼児だったわたしを覚えておられる方にも、何人かお会いできました。伊藤光雄牧師のご厚情に感謝いたします。
1/6 「まことの権威」、『信徒の友』12月号「キリスト者として生きる――現代社会の座標軸をもとめて・第9回」を公開(「その他」ページ)。マザー・テレサの言葉を聞いて思わされたことを書きました。実は昨年7月にした説教の要約です。各地の方々から直接いくつかの反響をいただきました。
1/1 あけましておめでとうございます。ついでに、クリスマスもおめでとうございます。今年はクリスマスカードも年賀状も失礼します。お送りいただいた方々には申し訳ありません。何だか数年ごとに1度、「よし今年は出そう」と思うのですが、今年は仕事が重なりすぎて、年末も年始もまったくありません。とはいえ、みなさまお忙しい方ばかりですので、言い訳にはなりませんね。来年は送りますので、どうぞお見捨てにならぬようお願いします。

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