選択課題4

 

匿名希望

 

 

 

 ネイサン・ゾナー君が挙げたDHMOの危険性を読んだ限りでは、即座に署名をすることはないだろう。URLを参照した結果、DHMOの正体が水であるということが分かった。無色、無臭、無味ということから、また授業で水のことを扱っていたことから、最初は水のことを言っているのかとも考えた。だが、毎年無数の人々を死に至らしめている、酸性雨の主成分、呼吸不全を起こすなど、私たちの体に深刻的な害を与えていることが記載されていたため、DHMOは水ではないと判断してしまった。だが、直ちに署名に応じるかと聞かれると、それは考えた。その理由として、DHMOの危険性しか述べられていなかったからだ。DHMOがまだ具体的にどういったものかは最初は考えず、それが私たちの最も身近なモノにも使用されていることに焦点をあてることにした。何故、それが使われているのか。使われる理由があるはずだ。つまり、何か利点があるから使われているのだ。私は医療に使われる薬品のことを思い出した。薬品名は覚えていないが、あるNEWSで特集が組まれていた。それは副作用があると分かっているが、それが最善の方法として今も日本の最新の医療として取り扱われていることだった。その番組では、それを使うべきではないといった方向へ描写されていた。だが、私はそれが最善の方法なら仕方のないことだと考えていた。そのため、DHMOもそういったものではないのかと考えた。また、それだけでなく、DHMOが新たな技術へとつながる可能性もある。デメリットよりもメリットの方が上回っているから使われているのではないだろうか。また、それだけではなくコストなどを考慮した際に、DHMOがとてもいいものだったのかもしれない。つまり、私はDHMOにも利点があるはずだ。それなのに危険性しか記載されていないことに注目し、直ちには署名はできないと答えただけであった。

 

 

 では、DHMOとは何なのだろうか。上記で、最初は水のことかと考えたと言ったが、あまりにも危険なモノとして書かれていたことから、それは違うと判断したと言った。そしてその次に私が考えたことは、DHMOは何かの化学物質だということだった。私は化学や物理などは苦手で、専門的な化学物質の名前などは分からない。そのため私の知らない物質の名前かと考えていた。授業で、全ての物質は固体にも液体にも気体にもなると学んだ。そのため、私はどのような物質なのか特定することはできなかった。

 

 URLを参照した結果、DHMOの正体は水だった。DHMOの危険性に書かれた項目を一つ一つ注意深く読むと、確かにこれは全て水のことを言っていると驚かされた。例えば、DHMOの固体の状態と気体の状態が何か危険なモノであるような印象を受けた。だが、これは氷であり、水蒸気であった。また、DHMOの分解には大量のエネルギーが必要で、分解後には高濃度の水素ガスを発生する。水は水素と酸素に分解される。だが、私の中で高濃度=悪い影響を及ぼすというように認識されており、DHMOが何か有害なもののように考えられた。農薬散布にも使われ、汚染は洗浄後も残る。農薬には、水以外の様々な化学物質が混ざっている。ここでは、農薬散布に使われると言っており、DHMOが汚染源のように感じられた。加えて、環境問題ということが今騒がれているため、それのことを主張していると、最初に認識した。ネイサン・ゾナー君が「何の規制もなく使用、排出されている。高濃度のDHMOが母乳や南極の氷にまで検出される。」と主張していたことをそのまま悪いものとして受け止めてしまっていた。つまり、深く注意深く読めば全て水のことだと分かるのである。私は、批判的に読んだつもりだが、それは表面的なことだけであり、具体的に中身を吟味するに至らなかった。私は物事を受け止める際の心構え、情報に対する受け止め方をこのレポートで学んだ。そして、物事はもっと吟味する必要性があると感じた。