第4回 実験付き自然科学入門/化学 10/18/2001
滴定実験
5グループともまずEXP 11を行う。
EXP 11: 20 mlの0.1M HClを100mlの三角フラスコにとり、適当な指示薬を加え0.1M NaOHで滴定する。
器具:ビューレット、200mlのビーカー、万能pH紙とpHメーター
実験:20 mlの0.1M HCl溶液にビューレットから0.1M NaOH溶液を1mlづつ加え、その度にpHを測る。
横軸:加えた0.1M NaOH溶液のml数、縦軸:pH値のグラフを作成する。
注意:各ポイント(A-D)のpH値をグラフから読みとり、その理由について考える。
ポイントA: 滴定開始前のpHポイントB: NaOH溶液を10ml加えた時のpH
ポイントC: 中和点( NaOH溶液を20ml加えた時)のpH
ポイントD: NaOH溶液を25ml加えた時のpH
以下、選択(EXP 12-16から一つ)。
EXP 12: 20 mlの0.1M 酢酸を200mlのビーカーにとり、適当な指示薬を加え0.1M NaOHで滴定する。
EXP 13: 20 mlの0.1M アンモニア水溶液を200mlのビーカーにとり、適当な指示薬を加え0.1M HClで滴定する。
EXP 14: 予め0.1M酢酸ナトリウム水溶液に0.1M酢酸を加え、pHを7とした溶液を用意する。これをA液とする。
A液9mlに0.1M HClを1mlづつ加え、よく撹拌した後にpHを見る。pHが大きく変化するまで続ける。
EXP 15: A液9mlに0.1M NaOHをHClを1mlづつ加え、よく撹拌した後にpHを見る。pHが大きく変化するまで続ける。
EXP 16: 予め0.1Mグリシン水溶液を用意する。これをB液とする。
B液9mlに0.1M HClを1mlづつ9mlまで加え、よく撹拌した後にpHを見る。
*グリシンの構造式は、H2N-CH2-COOH
それぞれの実験結果から何が言えるか?