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2004年11月02日
社会

今週の本棚・新刊:
『アジア神学講義』=森本あんり・著

 (創文社・3990円)

 アジア的な文化背景を文脈としたキリスト教神学の独創的研究であるが、東アジア各国の文化的相互理解にも役立つ。日本、韓国、北朝鮮、中国出身の四人の神学者がとりあげられるが、そのひとり小山晃佑によれば、アジア的神学とは「アジアの人々のあいだで考えられ表現された神学」だという。

 アジア人とは、母国語としてアジアの言葉を話す人たちである。ところが、小山という国際人は日本語というアジアの言語で物を書くことはない。そこで日本人の大多数には読まれていないというのだ。アジア神学のほとんどが英語で書かれ、受け手が理解できないところにアジア神学のむずかしさがあると著者は語る。小山の著作はもっと日本語に訳されてよいのではなかろうか。(昌)

毎日新聞 2004年8月15日 東京朝刊

毎日新聞紙面から

本文ここまで
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