3.計算方法


【 重心の計算方法1:それぞれの体節の重心を求める】

写真1


(体節の中心の長さ)×{表の基部(末端)の値}={重心の基部(末端)からの距離}

・下の人体測定表にある、重心の「基部」「末端」とは、それぞれ、体の中央に近いか、
 体の末端に近いかを表し、数値は体節の長さに対する、体節の基部あるいは末端から
 重心までの距離の割合を示している。
・計算の際には、基部からの距離か末端からの距離かのいずれかを求めればよい。
・「体節の重量/体重」の値は割合であり、今回の研究では実際の体節の重さは問題では
 ないので、計算を容易に行うために、この値を1000倍したものを重さとして計算した。
(例)ロープを引く動作・右上腕の重心(⇒写真1)
   体節の中心の長さ:2cm
   重心・基部の値:0.436
   2cm×0.436=0.872cm
          ∴右上腕の重心の位置は上腕の付け根から0.872cmの点。
           重さ 28  


(Zatsiorsky, Vladimir M. "Kinetics of Human Motion")





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