3.方法  
@概要
 1)声のサンプルを収集
 2)主観的方法、客観的方法で分析
 3)両者の結果を総合し、聞き取りやすい声・聞き取りにくい声それぞれに共通する要素を取り上げ、
     両方向から聞き取りやすい声の特徴を割り出す

A実験方法
   サンプル数:24人(男性8名・女性16名)
   実験場所:新D 3階ラウンジ
   日時:5月24日(木)12:10〜14:00
   機材:マイク、パソコン、Wavesurfer <http://www.speech.kth.se/wavesurfer/>
  台詞:「あ、い、う、え、お、おはようございます、こんにちは、こんばんは」 

B実験の流れ
 1) 声のサンプルを収集
    用意した台詞を、24人の被験者にマイクに向かって読んでもらい、音声サンプルを録音

 2) 主観的方法、客観的方法で分析
   A)24人分のサンプルを聞き、聞き取りやすい声と、聞き取りにくい声を分類

   B) a. 主観的分析 
     音声サンプルをメンバー5人それぞれが聞き、以下19項目のうち当てはまると感じたものをチェック
      チェック項目:
       たどたどしい/流暢な/単調な/表情豊かな/自信のある/自信のない/落ち着いた/落ち着きのない
       大きい/小さい/かすれた/こもった/元気のある/元気のない/鼻にかかった/高い/低い
       きっぱりした/やさしい
  
      b. 客観的分析 
    音声サンプルをWavesurfer で解析し、主観的に最も聞き取りやすい声の解析画面を基準に
    スペクトログラム、Hz数、音声波形の3つの視点から五項目をそれぞれに当てはまるかどうかを調査。
      スペクトル:スペクトログラムの色が濃い
                  周波数がまとまっている
      Hz:Hz数が変動している
          ヘルツのグラフが途切れている
      音声波形:音声波形の上下の差が大きい

   C) A)B)a. の相関関係を考察:声の聞き取りやすさと、主観的な声の印象には相関関係がみられるか
       A)B)b.の相関関係を考察:声の聞き取りやすさと、客観的な数値には相関関係がみられるか
       この二つの考察から、聞き取りやすい声の主観的、客観的両面の分析を行う。

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