4ー2.実験結果その2

U.客観的分析

@デシベルの数値
24のサンプルのデシベルの上下の幅とその中間地点を計算し、それぞれの範囲に当てはまる声を示すと
以下の通りになった。赤字が聞き取りやすい声、青字が聞き取りにくい声を示す。

上下の幅では、6000〜7000台、16000〜17000台、20000以上に位置する声が聞き取りやすく、
5000台、9000〜14000台、8000台の範囲にある声が聞き取りにくいという結果になった。
中間地点の数値別に見ていくと、正の値でも負の値でも、それぞれに聞き取りやすい声も
聞き取りにくい声も当てはまることがわかった。

A音声波形、スペクトログラム、ヘルツ
24のサンプルの中で唯一グループメンバー5人全員が聞き取りやすいと評価した12番の声の分析データを
標準とし、それぞれの声のスペクトログラムの色の濃さと周波数のまとまり、ヘルツの変動と途切れの有無、
音声波形の上下の差を12番と比較して評価していった結果、以下の通りになった。



次に、聞き取りやすい声と聞き取りにくい声でそれぞれ当てはまった割合を計算した。



結果、全体的に聞き取りやすい声の方が12番の分析データに比べて
 ・スペクトログラムの色が同等、もしくはそれ以上に濃い
 ・周波数のまとまっているもの
 ・ヘルツの変動が活発で途中で途切れているもの
 ・音声波形の上下の差が大きいもの
の割合が高いことがわかった。


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