7.結果と考察その3


3.	ぶら下がる動作


  
重心は両手を結んだ直線の近くにある。


考察
ぶら下がる動作をパントマイムで表す場合、重心は両手のほぼ一直線上にあることが結果
として分かった。実際にロープなどにぶら下がる場合、重心が体から離れていては不可能
である。このことから、パントマイムでぶら下がる動作を表す場合は、脇をしめ重心を手
の一直線上にしてあらわしていると考えられる。また、ぶら下がる場合には実際は宙に浮
いているが、パントマイムでは宙に浮くことは不可能である。このことを表現するために、
かかとを浮かせ、体を常に揺らすというテクニックを使っていることがビデオから観察で
きる。体を揺らしても、重心は常に手の一直線上にあると考えられる。



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