報告書&アンケート Report & Questionnaire

留学を考えている方は、先輩たちの体験談をぜひ参考にしてみてください。
「学生アンケート検索」からは、過去数年分の参加者の報告書とアンケートを検索して閲覧できます。
「参加者による報告」では、学内説明会等で発表してくれた参加者のプレゼンテーション動画等を見ることができます。

※報告書、アンケート、動画を見る場合はICU Net IDでのログインが必要です。

Gathering information through the stories of the former participants is helpful for your preparations for studying abroad. From "Questionnaire Search", you can search participants' reports and questionnaires for the past few years. In the "Report by Participant" section, you can see presentations given by participants at the information sessions.

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参加者による報告 Report by participant

参加者の声

2021-2022年度交換留学参加者 小栗 朔也さん

Bratislava International School of Liberal Arts(スロバキア)

私にとってのスロバキア交換留学は、「人としての成長」と、「視野の広がり」を深く感じた1年間でした。ある授業で私はレベルの高さに萎縮してしまい、一度登録をキャンセルしたことがありました。しかし教授が電話をかけてくれ、「あなたにとっては全てが新しいことで萎縮してしまうことも理解できる。わからないことは授業を止めてでもいいから聞いていいので、とにかく授業にきてほしい。あなたに最大限の注意を払うから。」と言ってくれました。私は、どこか一人で頑張らなきゃいけないという気持ちが先行していましたが、わからないことや新しいことに緊張することは悪いことではなく、それを乗り越えてこそ成長につながるのかもしれないと考えました。
そこから私は、授業全体での発言や質問も萎縮することなくできるようになりました。人としての成長に繋がった瞬間だと感じました。

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もう一つの留学の意義は、様々な角度から私の視野を広げてくれたことです。BISLAは政治学を基礎とする大学で、現地ヨーロッパの政治学を濃密に学ぶことができました。また、ウクライナ国境での7日間のボランティアを経験しました。食事を給仕した際や子供の母親からの「スパシーボ(ありがとう)」という言葉は決して忘れません。 これらの知識と経験は、留学にいかなければ身につかなかったものだと思います。私は記者の仕事に就き、見聞きしたことや社会的マイノリティの人たちの声なき声を拾い上げ発信することで、世の中の人たちに新たな視点を提供したいと思うようになりました。そのように強く感じることができた充実した留学生活が送れたと思います。

AY 2021-2022 Exchange Program Participant: Sakuya Oguri
Location: Bratislava International School of Liberal Arts (Slovak Republic)

Through the exchange program in Slovakia, I grew as a person and the experiences there widened my view.
When I decided to withdraw from one of the classes due to the high level of the class, the professor of the class called me, and told me that "I understand that everything would be new for you, and you feel scared of it. You can feel free stopping the class and asking the questions. I would pay much attention to you". Before that I had thought that I should manage everything by myselfbut then I started to think that it is not bad to feel scared of what I don't know and asking someone for help. It is important to overcome what is thought to be hard and even uncomfortable for me.
If you have a wish to study abroad, even just a little, and if you are hesitating to go because you are not confident enough in your English, you don't need to worry about it at all. A person like me who has an awareness of not being good at English can not only go abroad to study at universities of the English environment but also complete senior courses and receive good grades if you work hard. Since then I became unscarred of saying something and asking questions in classes. I felt I grew as a person in that moment.
The second significant aspect of the studying abroad is to broaden my horizons. BISLA is specialized in Political Science and I could deeply learn European politics. Moreover, I experienced the volunteer for people who had sought refuges in the border between Slovakia and Ukraine. When I serve foods for them, they said to me, "Спасибо(Thank you)". I will never forget that words from them. I could gain these knowledge and experiences only participating in this exchange program.
After experienced this program, I started to think that I want to be a journalist and offer new perspectives by catching and mediating the voices of social minorities. I could have a fulfilling exchange program experience that made me more aware of this future goal.

2021-2022年度交換留学参加者 ヴィッドマー あゆきさん

University of Münster(ドイツ)

ミュンスター⼤学への留学は、学びや気づきがこれからの⾃分の⾏動や選択に影響を与えるであろうという意味で、⼤変有意義でした。 まず、講義や試験は⼤変難しかったですが、現地の学⽣と同等のことを⼀年間やり通したことに達成感を感じています。次に、第⼆外国語でも友情関係は成り⽴つということも知りました。今まで、本当の信頼関係を築きあげるためにはお互い共通の⺟国語で、もしくは⽚⽅の⺟国語でのコミュニケーションは必要不可⽋だと思っていました。が、ドイツでできた親しい友⼈には英国⼈やブルガリア⼈の学⽣もいて、あえて英語ではなく、ドイツ語で話そうと決めて⼀年間通しました。性格や相性などももちろんありますが、お互いの⺟国語ではなくても伝えようとする姿勢は、将来どのような場⾯でも⼤切にしていきたいと思います。 さらに感じたのは、⾃分から進んでイニシアティブを取ることができるかどうかが留学の質に⼤きく関わってくるということです。積極的に⾏動するのは簡単ではありません。しかしここでも背中を押してくれたのは、期限が限られている留学だからこその"とりあえずやってみよう精神"だと思います。幸いにも、進んで⾏動して良かったと思うことが多かったですが、この失敗しても"とりあえずやってみる"という場⾯は、これからの⼈⽣にも起こると思います。ひょっとしたら若者の特権かも知れませんが、留学はこの姿勢の⼤切さを気づかせてくれました。

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あっという間の、しかもコロナ禍での⼀年でしたが、本当に多くのことに驚き、他の⽂化に触れることがいかに気づきを与え、考えを深めてくれるのかを知りました。全てを⾃分の中で消化できるわけではありませんが、この経験はただの思い出や⼀過性のものとして残るのではなく、⻑くこの先の⼈⽣の選択や姿勢に何かの形で現れてくるものだと思います。

AY 2021-2022 Exchange Program Participant: Ayuki Widmer
Location: University of Münster (Germany)

My study abroad experience at the University of Münster was very meaningful in the sense that what I learnt and the insights I gained will influence my own actions and choices in the future.

First, the lectures and exams were very difficult, but I felt a sense of achievement that I had done the same amount of work as the local students in the year. Secondly, I also learnt that friendships can be formed even in a second language. I had always thought that communicating in common (or at least one's) mother language is essential to building a real relationship. However, some of my closest friends in Germany are British and Bulgarian students, and for a year I decided to speak German instead of English. I realized that it is important to try to communicate with each other even if you don't speak each other's native language, and I will continue to value this attitude.

I also felt that the quality of your study abroad experience depends greatly on whether or not you can take the initiative in your study abroad life. It is not easy to be proactive. However, I think it was the "just do it anyway" mentality of studying abroad with a limited time frame that pushed me forward. Fortunately, in my case, there have been many times when I have felt that I was right to act. I believe that this 'just do it anyway' attitude will help me in the future as well. Studying abroad made me realize how important this attitude is.

It was one very short under-pandemic year, but I was surprised by many things through study abroad, and understood how exposure to other cultures can make you more aware and deepen your thinking. Not everything made sense in me at that time, but I believe that this experience will not remain as a mere memory or passing thing, but will manifest itself in some ways in your choices and attitude for a long time to come.

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2022年参加者  玉田 直来
派遣先:シェフィールド大学(イギリス)

2022 participant, Naoki Tamada
Destination: The University of Sheffield (UK)

プログラムを通じて学んだこと
SEAプログラムで学んだことは、失敗を恐れずに自分がやりたいと思ったことに挑戦してみることの大切さである。留学開始当初は、クラスメイトの積極性に圧倒されて、なかなか自分の考えを口に出すことができなかった。しかし一度勇気を出して発言してみると、周囲も理解してくれ、英語でコミュニケーションをとることの楽しさを感じることができた。また、一人で散髪屋に入ったりレストランで食事をしたりすることも、最初はとても緊張していたが、散髪後や食後には達成感を感じ、行動せずに後悔するより勇気を出して挑戦することの大切さを知った。

思い出に残っていること・楽しかったこと
授業外の時間に他の国籍のクラスメイトや先生と自分達の国の文化や趣味について、いろいろな話をし、交流を深められたことである。特に、サウジアラビア出身のクラスメイトとは一緒に外食をするほどに仲良くなることができ、イスラーム文化や中東の国々、アラビア語に新たに興味を持つきっかけとなった。また、社会人経験を持つ年上のクラスメイトも大勢いたため、若い間にやっておいて良かったことや、仕事の大変さなど、貴重な話を聞くことができた。ホームステイ期間中に、ホストシスターやブラザーと遊んだことや、ホストマザーやファザーとその日の出来事だけではなく、イギリスや日本の様々な事柄ついて話し合うことができたことも良い思い出である。

プログラムの長所
このプログラムの長所は、英語力、特にスピーキングやリスニング力が向上するだけでなく、世界中に友達を作ることができることである。この友達の影響で人生の価値観が変わったり、将来への展望が広がったりと、私には大きな変化があった。また、短期間ではあるが外国での生活を経験することで、現地に適応する力も養うこともできたと感じる。

新入生へのメッセージ
留学に行ったとしても、自ら積極的に英語を使わなければ、あまり英語力は向上しないということを念頭に置いて、留学に臨むことが大切だと思う。私は当初受け身な姿勢で過ごしてしまい、思うように英語力を伸ばすことができなかった。しかし途中から多くの人とできるだけ積極的に関わろうと心がけ、そこから英語力が大きく向上したと感じる。熱意があれば多少の困難は軽々と乗り越えられる。積極さを忘れず行動することが、留学を有意義なものにするため不可欠だと考える。

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2022年参加者  中田千梨
派遣先:ウィスコンシン大学ミルウォーキー校(アメリカ)

2022 participant, Chiri Nakata
Destination: University of Wisconsin-Milwaukee (USA)

留学先(University of Wisconsin Milwaukee (UWM))での授業について
UWMでは、アフガニスタンや、ポルトガル、中国などからの留学生と共に学ぶIEP(Reading/ Listening & Speaking/ Combined Skill)の授業と、ICU生のみで受講するResearch Writing(RW)のクラスを履修しました。IEPの講義はもう少し実践的な内容であれば尚良かったとは思いますが、日本ではなかなか関わることのできなかったアフガニスタン人のクラスメイト達と授業を共に受けることで、アフガニスタンのことについて知るきっかけが生まれましたし、その他の国籍の学生とも授業回数を重ねる度に少しずつ仲良くなることができ、良い経験になりました。

Research Writing(RW)について
UWMのプログラムでは、RWのトピックは特に定められていません。テーマが自由であることは、自分の興味のある分野について制限なく自由に執筆できるという点から長所ではありますが、反対に、何でもいいからこそ、しっかりとした自分の書きたいテーマに対する意思がない限り、論文を書くことが難しいという短所でもあります。私自身も、テーマはある程度渡航前から思い浮かんでいたのですが、なぜこのテーマで書きたいのか、何を問題意識として読み手に伝えるための文章なのか、と何度も問われ、答えにつまり悩んだ時がありました。どのようなことを論文として書きたいのかを渡航前に明確にし、早い段階でテーマが決められているのであれば、参考文献を留学前から集め、読み始めることをおすすめします。

授業外の過ごし方について
寮では、ミールプランが付随していなかったため、色々なレストランやカフェに行って、現地の食事を満喫したり、アメリカのスーパーで食材を揃えて自炊をしたり、良い経験ができました。また、金曜日には授業がなく、マディソンやシカゴへのフィールドトリップや、野球観戦、遊園地へのツアーなど、様々なアクティビティーが用意されていました。このおかげで、限られた時間を有意義に使うことができたと感じています。UWMではConversation PartnerというICU生とUWMの学生が1対1で交流する機会が設けられていたのですが、土・日には、そのパートナーと外出したり、一緒に留学した仲間とショッピングモールに行ったり、ミルウォーキーで開催されていたフェス(フランス祭りやドイツ祭り、サマーフェス等)に行ってみたりと、非常に充実した時間を過ごすことができました。

プログラムを終えて
出発前は不安もありましたが、勇気を出してSEAプログラムに参加して良かったと心から思っています。留学期間中は楽しいことばかりではなく、慣れない共同生活に戸惑うことや、国籍を問わず、自分と異なる他者の言動や行動に違和感を抱くこともありました。しかしそれは全て自分が他者と関わりを持つ中で、どのように接していけば良いのかを再考するきっかけになりましたし、自分自身を見つめなおす機会にもなりました。 参加を迷っている方、ぜひ勇気をだして応募してみてください。きっと私のように、参加して良かった!と思える日が来るはずです。

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先輩からの体験談発表(フレッシュマンSEAプログラム・2019年度)

先輩へのインタビュー

SEAプログラムに参加した先輩4名(各学年1名、インタビュー当時)に、インタビューを行いました。SEAプログラムで得た経験のみならず、それをステップに他の留学プログラムにもチャレンジされています。

[ 研修校 ] マギル大学(カナダ)
[  ID  ] 20
[メジャー]言語学

他に参加した留学プログラム

  • CIEE夏期プログラム(2年次・パリ)
  • 交換留学(3年次 パリ第7大学・フランス)
プログラムを通じて学んだこと、ICUでの学びに活かされたこと
英語に関することでは、SEAプログラムは春学期のELAの成果を発揮する良い機会になったと思います。プログラムを通して英語で話すことへの抵抗感が減り、秋学期の授業ではより積極的に発言できるようになりました。さらに、様々な文化圏からきたクラスメイトと時間を共にしたことで、グローバルなコミュニケーションのあり方についても考えるきっかけとなりました。ホストファミリーと過ごした時間も忘れられません!また、研修地のモントリオールがフランス語圏であったことがきっかけとなり、2年次のパリ夏期留学、そして3年次のパリ大学への交換留学へとつながりました。振り返ってみると、SEAプログラムはその後の海外留学への足掛かりとなっていたと思います。
参加を決めた理由
入学時は「4年のうちでいつかは留学したいなあ。」くらいの気持ちでしたが、SEAプロについて説明してくれた先輩がとてもキラキラしていて楽しそうで「自分もSEAプロ行ってみたい!」と思ったので参加を決心しました。
プログラムのおすすめポイント
大学からのサポートが充実していて、ICUと留学先との連携もよく取れており留学先の方々もよくICUのことをわかってくださっているので初めての留学でも安心です!その後の長期留学への最初のステップとなりました。
新入生へのメッセージ
様々な経験が人生を豊かにすると思います。SEAプロで見聞きしたもの全てに学びがありました。新入生のみなさんも、これからのICUでの生活を通じていっぱい経験を積んでみてください。新たな世界が拓けると思います!

[ 研修校 ] ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院(SOAS・イギリス)
[  ID  ] 21
[メジャー]経営学

他に参加した留学プログラム

  • 夏期留学プログラム(2年次・ペンシルバニア大学・アメリカ)
  • 交換留学プログラム(現在留学中・カリフォルニア大学リバーサイド校・アメリカ)
プログラムを通じて学んだこと、ICUでの学びに活かされたこと
海外、特にヨーロッパの学生のレベルが高いことに驚きました。英語が上手な上に、授業中やグループディスカッション時に積極的に発言している姿勢は、自分にとって非常に刺激になりました。最初は戸惑っている自分がいましたが、次第に発言の回数も増えていき、帰国後のELAの授業などに積極的に参加できるようになれました。
参加を決めた理由
自分には留学経験が無く、また交換留学に参加したかったので、自分の身を慣らすという意味合いも込めて参加しました。
プログラムのおすすめポイント
SOASは授業・教授・学生のレベルがどれも高く、いい意味で自分にとってのチャレンジになります。また、ICUでは取ることの出来ないメジャー(Film Studiesなど)をとることができるのも魅力的です。
新入生へのメッセージ
人生で一度も留学をしたことが無い人や、少しでも参加したいと思っている人は絶対に参加するべきです。また、参加するのであれば6週間を思いきり楽しんで、良い友達を作ってくることをおすすめします!

[ 研修校 ] セント・マイケルズ・カレッジ(アメリカ)
[  ID  ] 22
[メジャー]言語教育

他に参加した留学プログラム

  • 夏期留学プログラム(2年次 SURABALI 2019・インドネシア)
プログラムを通じて学んだこと、ICUでの学びに活かされたこと
ICU生のみではなくコロンビアから来た学生やその他の国から個人留学してきた学生たちと英語や各国のバックグラウンドを学ぶことができました。また、ICUでのアカデミックリサーチの基礎の体得もすることができました。
参加を決めた理由
ICUに入学したら、留学したいという思いがあった。留学を経験して、英語力の向上、そして、自分の視野と可能性を広げたかった。セント・マイケルズ・カレッジは他の学校よりも英語に力を入れているとのことで参加を決意しました。
プログラムのおすすめポイント
セント・マイケルズ・カレッジのおすすめポイントは「多様性」で、コロンビアの学生やロシア、カナダ、モーリシャスの個人留学生と授業を一緒に受けることができた点です。一緒にアクティビティーに参加したり、ご飯を食べてお互いの文化について教えあうことができ、語学留学の範疇にとどまらない留学を行うことができるのはセント・マイケルズ・カレッジの最大の長所であると思います。
新入生へのメッセージ
SEAプログラムでできる勉強、友人、経験は一生の宝物になると思います。今でもSEAプロの友達と大変親しくしています。皆さんの留学を作るのは他でもない皆さん自身です。留学の成功を心より祈っています!!!
※現在、セント・マイケルズ・カレッジへの派遣は行っていません。

[ 研修校 ] クイーンズランド大学(オーストラリア)
[  ID  ] 23
[メジャー]未定

他に参加した留学プログラム

  • なし
プログラムを通じて学んだこと、ICUでの学びに活かされたこと
多文化社会であるオーストラリアで、様々な国の方とのコミュニケーションを通して、英語スキルだけに留まらず、伝えようとする気持ちの大切さや積極的に自分からアクションを起こすことの大切さを特に痛感しました。
参加を決めた理由
海外留学をしたことがなかったことと、ホームステイを経験してみたかったから。英語を日常的に使える環境で生活してみたかったから。
プログラムのおすすめポイント
クイーンズランドは自然が豊かで、町や人の雰囲気も穏やかでのんびり過ごせる環境です。学校では他の留学生とも交流できる様々アクティビティを提供してくれたり、休日は海やパークランドに行ったり、地元のお祭り参加するなど、たくさんの楽しみ方があります。
新入生へのメッセージ
特に海外経験の少ない方は参加する価値があると思います!全く違う環境、文化を持つ国で生活するだけでも新たな発見や気づきがあるし、その後の学習に対する意欲も変わってくると思います。SEAプロに参加しなければ感じることのできない苦労やもがきを通して自分を成長させるとても良い機会だと思うので、少しでも悩んでいる方はぜひ応募してみてください!きっと貴重な経験になると思います。
※現在、クイーンズランド大学への派遣は行っていません。

先輩からの体験談発表(夏期留学プログラム・2020年度)
Presentation of senior student's experience (AY 2020 Summer Study Abroad Programs)

2022年参加者  髙屋 美里
派遣先:オーフス大学(デンマーク)

2022 participant, Misato Takaya
Destination: Aarhus University (Denmark)

私はデンマークのオーフス大学にて、スカンジナビア半島の歴史や現在について学びました。以前から北欧諸国に対して漠然とした憧れを持っており、コース内容の興味深さと北欧に滞在できるという2点に興味を惹かれ、参加を決意しました。授業では、帝国としてのスカンジナビア諸国と、現在も続く旧植民地との関係性について学び、私自身の持っていた北欧諸国のイメージが表面的なことであったと気付かされ、視野が大きく広がりました。

夏期留学の魅力の一つは、世界中から集まった学生と授業に参加できることだと思います。夏休み中に行われるため、現地の学生だけではなく、多様な背景を持つ学生と教授が互いを尊重しながら、意見を交換していました。コーステーマに関わりが深い学生の議論は非常に興味深かったです。特に印象的だったのは、シンガポールと日本のように、異なる視点から歴史を共有している学生とも対話できた経験です。

初めは英語力への自信の低さや緊張から、授業を聞くことだけで精一杯でしたが、たくさんのディスカッションやグループワークを通じ、英語力を大幅に向上させることができました。また、オーフス大学では多くのソーシャルプログラムが用意されており、少し勇気を出して参加してみると、たくさんの出会いがありました。短い期間ですが、英語力だけではなく、チャレンジ精神や、これまで持っていなかった視点、そして数多くの出会いを得ることができました。もちろん大変なこともありましたが、乗り越える力を身につけたことも含め、参加してよかったと心から思える素晴らしい経験になりました。

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I studied the history and present of Scandinavia at Aarhus University in Denmark. I had always had a vague admiration for Nordic countries, and I was drawn to the interesting course content and the opportunity to stay in the Nordic region, so I decided to participate in the program. In the classes, I learned about the relationship between the Scandinavian countries as former empires and their ongoing connection with post-colonies. I realized that my perception of the Nordic countries had been superficial, and my horizons expanded greatly.

One of the best parts of summer study abroad is participating in classes with students from all over the world. Since it takes place during the summer break, not only Danish students but also students and professors from diverse backgrounds were exchanging opinions while respecting each other. The discussions among students deeply involved with the course theme were particularly fascinating. I especially remember the experience of engaging in dialogue with students who shared history from different perspectives, such as Singapore and Japan.

At first, due to my lack of confidence in my English skills and nervousness, I could only manage to listen in classes. However, through numerous discussions and group work, I significantly improved my English abilities. Additionally, Aarhus University offered a wide range of social programs. When I gathered the courage to participate, I had the opportunity to meet many people. It was not only an improvement in English skills but also gaining a spirit of taking on challenges, acquiring new perspectives, and encountering numerous individuals that became valuable assets. Of course, there were challenging moments as well, but overall, I can say that participating in this experience was truly rewarding, and I have no regrets.

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2019年参加者  田中咲良
派遣先:リンネ大学(スウェーデン)

2019 participant, Sakura Tanaka
Destination: Linnaeus University (Sweden)

ICUに入学し、ジェンダーや福祉、ライフワークバランスについて学びを深めるうちにジェンダー観念の形成に対するメディアの影響に興味を抱くようになりました。今回のスウェーデン留学ではメディアのコースを取りながら、日常生活を通してジェンダーや福祉に関するスウェーデンの人々の意識を学ぶことを目標にしました。5週間という短い留学期間でしたが、スウェーデンのジェンダーや福祉について書かれている論文やデータからだけでは読み取ることのできない多くのことを学びました。また、生の声をインタビューと日々の対話の中で聞けたことは非常に有益でした。

英語力の向上や講義での学びはもちろんのこと、さまざまな国の人と関わり、関係を構築することができたこの留学は、文字通り、自分の「世界を広げた」経験で、人間的にも成長することができました。自分と異なるバックグラウンドを持つ人々を理解するため、自分の持つ常識を打ち壊して、視野を広く持ち、違いを認識できるようになりました。また、異なる文化と接したときに、同じひとりの人間として共通点を探していこうとする姿勢も夏期留学での経験を通して得ることができたのではないかと考えています。

After entering ICU, as I deepened my knowledge in gender, welfare, and life-work balance, I came to be interested in the media's influences on the molding of one's gender conception. While studying in Sweden, as taking media study courses, I aimed to learn Swedish people's sense of gender and welfare through observing their daily lives. Although it was only five weeks of stay, I learned a lot of things that could not be found in papers or data about gender and welfare. Also, it was very beneficial to hear people's raw voices through interviews and daily conversations.
In this opportunity to study in Sweden, I could not only improve my English skills and learned in lectures but also connected and built relationships with people from various countries. It was an experience that literally "expanded my world," which helped me grow and mature as a human being. Through the effort to understand people of different backgrounds from mine, I became able to break my mold, broaden my horizons, and recognize our differences. And I think, in this study abroad experience, I could acquire an attitude to find the common grounds, when coming into contact with a person of a different culture, as the same human being.

2019年参加者  高山翼
派遣先:「モンテベルデ(コスタリカ)のサステナビリティ(持続可能性)」プログラム

2019 participant, Tsubasa Takayama
Destination: CIEE Summer Program, Sustainability in Montverde (Costa Rica)

私は、環境先進国であるコスタリカで、主にコスタリカが取り入れている質の高い環境政策と、公用語であるスペイン語を学びましたが、その他にもコスタリカの平和を愛する国民性や社会そのものについても多く学ぶことができました。

スタリカは世界で初めて軍を捨てた国として有名ですが、軍事力強化に各国がお金を費やす中、コスタリカはそのお金を社会福祉や教育、医療、環境保全に投じてきました。また、国中の電気を持続可能なクリーンエネルギーで賄っています。国の大きさや人口の数など、規模は大きく違えども、コスタリカの高い教育水準や環境保全に対するその取り組みは、日本だけでなく、世界が学ぶべきものだと強く感じました。

コスタリカのすばらしい環境政策に感銘を受け、私はこの留学を終えたときには、ICUでずっと専攻しようと考えていた環境研究ではなく、開発学を専攻にしようと気持ちが変わっていました。そして将来への新たな希望を持つこともでき、いずれは途上国を支援するような仕事に就きたいと強く思うようになりました。今回の1か月という短い夏期留学で、決して1か月では得ることのできないような貴重な経験と深い学びを得ることができました。

In Costa Rica, the environmentally-advanced country, I mainly studied the high-quality environmental policies that Costa Rica incorporates and Spanish, the country's official language. Besides, I could learn a lot about the people's national character of loving peace, and also about the society itself.

Costa Rica is well known as the world's first country to discard the military forces. While other countries have been spending money on strengthening the military buildup, Costa Rica has invested in social welfare, education, medical care, and environmental conservation. Costa Rica covers the whole nation's electrical power demand by sustainable clean energy. Although the size of the country and the population vary, not only Japan but also the entire world, I believe, should learn Costa Rica's high educational standard and the way how the country is approaching the issue of environmental conservation.

After coming back home, impressed by Costa Rica's excellent environmental policies, I changed my mind and decided to major in developmental studies instead of environmental research, which I had initially been planning to major at ICU. I came to have a dream for the future to work in a job that deals with helping developing countries. Although it was a short summer program for just one month, I could learn so much and had precious experiences, definitely more valuable for an ordinary one month's stay.