概要

当館は、ICU初代学長であった湯浅八郎博士の本学創設・育成に対する貢献を記念して、1982年6月に開館した大学博物館です。館内には展示室、資料室、収蔵庫、学芸員室等があり、展示室と資料室はどなたにも無料で公開しています。

主な収蔵品は湯浅博士によって蒐集され、本学に寄贈された各地の民芸品、およびICU構内に散在する遺跡から出土した旧石器時代から縄文時代にかけての考古遺物、その他の美術品、歴史資料などです。これらの収蔵品の一部を展示室において解説パネルと共に紹介しています。

●館の紹介動画:[Welcome to the Yuasa Museum!](動画サイトに移動します)

沿革

1974年5月31日 大学創立25周年記念事業計画の一環として、「ICU 博物館」の設立が計画された。
1978年5月23日湯浅八郎博士、ICUにて「民芸の心」を講義。同博士の民芸品コレクションの一部 約900点を京都より移送。展示公開の後、ICUにて保管。
6月19日理事会は、湯浅記念ミュージアム(仮称)の設立に関する大綱を承認。
1979年8月開館準備委員会事務室を本部棟内に開設。湯浅八郎博士よりコレクションの大半の寄贈を受け、移送。同コレクションの整理を開始。
1981年5月11日建設地において起工式を挙行し、工事に着工。
8月15日湯浅八郎博士逝去。享年91歳。
1982年1月20日記念館工事竣工。
5月28日落成奉献式を挙行。
6月 1日初代館長にキダー教授発令。一般公開開始。
1983年4月 1日日本博物館協会に加盟。
1987年3月10日山本有三記念郷土文化賞受賞。
2002年6月 1日開館20周年を迎える。
2003年12月25日博物館総統施設として指定される。
2004年4月 1日本学に学芸員養成課程が設置され、当館において博物館実習が行われる。